11月の給食室から
三色食品群って知ってる?
肌に触れる風もだんだんと冷たくなり、晩秋の気配が感じられるようになりました。
皆さんは、「三色栄養群」という言葉をご存知ですか?普段から私たちが食べている食品を
体内での働きや特徴によって、「赤」「黄」「緑」の3つの色に分類したものを三色食品群
と言います。
「赤」は身体をつくるもの。肉・魚・卵・大豆・乳製品などに主にたんぱく質が多く、骨や
筋肉、血液になります。
「黄」はエネルギーのもと。米・パン・麺・いも類・砂糖・油などで主に炭水化物を含みます。
「緑」は身体の調子を整えるもの。野菜・きのこ類・果物などビタミン・ミネラルを多く含む
食品です。
この3つの色を過不足なく摂ることでバランスの良い食事になると考えられており、1回の食事
で各色から2種類以上の食品を取り入れるのが基本ルールです。1回の食事で同じ食品はできる
かぎり使わないようにすることで、様々な栄養素をよりバランスよく摂れるようになります。
幼児クラスでは、子どもたちがいつでも自分で確認できるよう、各クラスの壁に三色栄養群
のポスターが貼ってあり、給食の時間には使われている食材がどの色に分類されるのか考えな
がら食べる姿も見られます。この習慣で食への興味、知識が増え、それを継続することで、
「選ぶ能力」が育まれます。大人になっても自分で考え、食を選び、健康でいられるように
日々の食事から子どもたちに伝えていけたらと思います。